2015 スローガン     夢・希望・願 い・・そこへ目標とした人生を 積み重ねていこう!

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2015年3月11日 東日本大震災 宮城県多賀城市での追悼式

 


東日本大震災により 犠牲となられた方々のご冥福を

心よりお祈り申し上げます。

 

震災から4年目を迎えたこの日、宮城県多賀城市では亡くなられた188名の方々を悼み、献花と黙祷を捧げ震災を振り返りました。

 

 

平成27年3月11日 多賀城市民会館 小ホール

              午後2時30分

 

 

追悼式に先立ち、多賀城駅前公園に建立された、

「震災を忘れない・犠牲になられた方々の名前を忘れない。」の願いをこめた、モニュメントの除幕式が執り行われました。


モニュメントには、震災で犠牲となられた多賀城市民188名一人ひとりのお名前が刻まれ収められています。

 

除幕式の後、黙とうが捧げられました。

 

モニュメントが建立された駅前公園では、日没とともに万灯会(まんどうえ)の準備が始まりました。

 

※「万灯会」とは、数多くの灯明を灯し仏を祀り供養を行う仏教行事のひとつです。

 多賀城市の山王遺跡や高崎遺跡からは、古代の万灯会に使用されたと見られる

 土器が数多く見つかっています。

 


降りしきる小雪が舞う中で振舞われた「温かいおしるこ。」

参加者の心と体を芯から温めてくれました。

 「古代多賀城」で行われた4回目の万灯会

 

 

今年も万灯会を主催したのは、魅力ある史跡を活かし賑わいある町づくりを目指している「NPOゲートシティ多賀城」のみなさんです。

 

 

 

震災翌年に多賀城市が開催した「万灯会」を引き継ぎ、今年で4回目の開催となりました。

 

 

午後6時、一人ひとりの魂に語りかけながら明かりが灯されました。

 

 

 

 

NPOゲートシティ多賀城の代表・宮城さんは、万灯会に込めた思いを次のように語ってくれました。

  ※「万灯会」には、震災の記憶の風化を防ぎたいという思いもあります。

  しかし、「思い出さなければならないこと。」と、「忘れられないこと。」とは

  違います。

  悲しみを忘れられない人たちが、まだまだたくさんいらっしゃいます。

  でも私たちは未来に向かって進まなければなりません。

 

  前を向きながらも、一年に一度はこの震災を思い出し、忘れないで語り継

  いでいく。

  そのきっかけとして、この万灯会を続けられればと思っています。

多賀城市の犠牲になられた方々を悼み188個の燈明皿に次々と明かりが灯されました。

 

この日使用された燈明皿も古代の土器にならい、市民のみなさんによって作られた素焼きの皿です。

 

全ての燈明皿に明かりが灯されると、周囲の空気がふわ~っと温まっていくのを感じました。

 

震災当日は雪が舞う厳しい寒さでした。震えながら無念にも命を落とされた人たちに少しでもこのぬくもりが伝わってくれればと願わずにいられませんでした。 

 


 3.11の文字明かりには、集まったみなさんの思い想いのメッセージを紙コップに描き添え、亡くなられた家族を偲ぶとともに一日も早い町の復興を願いました。

 

 

時折降りしきる雪の中でも、炎は消えることなくいつまでも揺らめいていました。


この一つ一つの明かりのメッセージが、亡くなられた方々一人ひとりへ届きますように・・・

復興への灯になりますように・・・


おじいちゃん、おばあちゃん、おとうさん、おかあさん、その子どもや孫たち、そしておともだち・・・

 

みなさんがここで一生懸命に生きていたことを、

私は忘れません。


また来年お会いしましょう。  合掌

大空にいる君へ

※作曲した一戸清司さんは2014年9月に逝去されました。 

多くの被災者たちの心に感動と勇気を与えていただきありがとうございました。

心より感謝とご冥福をお祈りいたします。



2015年・新年のごあいさつ

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