2013・新たな目標のひとつとして、

知的発達障がい者のスポーツによる社会参加を応援する、「スペシャルオリンピックス・日本」 ゴルフ部門のプログラムをサポートすることになりました。

 

第1回目は都内の養護施設の運動場で開催。

この日は春三番?が吹き荒れる中、園生23名を対象に初めてのスナッグゴルフを体験していただきました。

 

コーチ3名による始球式の打球に大きな歓声とともに、僕も私も早く打ってみたあ~い!の元気な声が、グラウンドいっぱい強風に負けじと響きわたりました。

 

プレー方法やルール、注意点などを聞いたあと、準備体操~基本レッスンを約15分、パターとアプローチ、フルショットの本格練習をすること約2時間余、5名の職員の方々も加わり楽しいひと時を過ごすことができました。 

 

中にはゴルフが初めてとは思えない美しいスイングをする園生もいて通常のゴルフへの参加の可能性を感じさせました。  

終了後、全員で給食をとりながら今日の体験会は本当におもしろかった!との感想をいただき、これまでの体育の種目にはない楽しさを十分に感じてもらえた様子でした。

 

5月度からは毎月1回、授業プログラムへ編成していただけることにもなりました。

これからもどうぞよろしくお願いしまあ~す!

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 スペシャルオリンピックスとは(Special Olympics、略称:SO)  

知的発達障がいのある人の自立や社会参加を目的として、日常的なスポーツプログラムや、成果の発表の場としての競技会を提供する国際的なスポーツ組織です。

いつもどこかで活動しているということから、「Olympics」と複数形になっています。(※パラリンピックとは異なります。)     

                                       公益財団法人スペシャルオリンピックス日本

                                                               理事長 有森裕子 

※ 歴史

1962年にジョン・F・ケネディの妹のユーニス・ケネディ・シュライバーが自宅の庭を開放し35人の知的発達障がいのある人たちを招いてデイキャンプを行ったのが始まり。その後、全米に活動が広げられ1968年第1回の夏季国際大会がアメリカ・シカゴにあるソルジャー競技場で開催されると同時にSpecial Olympics, Inc.が設立されました。

1988年国際オリンピック委員会(IOC)とオリンピックの名称使用について認める議定書も交わされました。

 

数多い種目の中、ゴルフに関しては一部の実施例が見られるだけで、日本も未だ全国的な広がりを持つまでに至っていないのが現状といえます。

特にゴルフの場合は、アスリート(参加者)とファミリー、そしてボランティアが三位一体となってはじめて成り立つスポーツと言われています。

 

また、ほかのスポーツに見られない広いフィールドが必要なため、練習場やゴルフ場の受け入れ体制、用具、費用などに加え、アスリートの募集方法や家族の理解、付き添い人の多数確保など、解決しなければならない多くの課題があります。 

 

このゴルフボランティアにかかわる人は、高度な技能や技術、長年の経験と知識が必要では、と思われがちですが実際は間接的な場面での支援が多く、気配りと優しさと行動力が優先されます。

 

私たちはこれからも、この活動意義を深く理解し、より多くのアスリートたちと心を通わせながら、ゴルフの素晴らしさを共有し楽しい日々を送ることができたらと思っています。

 

 


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